精神病院・精神科の看護師が高収入である理由
なぜ、精神病院・精神科に勤める看護師さんがが高収入であると言われているのでしょうか？
それは、精神疾患のある患者さんを相手にするため、
- 肉体的・精神的負担が大きく、危険手当が付く
- あまり人気が無い
からです。
精神疾患のある患者さんを相手にしているため、暴れたり、暴力を振るわれないように対応しないといけませんが、それでも患者さんが暴力的な発言などをすることがあるので、それが心にダメージを与え続けて、結果、自分の精神がボロボロになることもあります。
そういった危険に遭いやすい職場なので、危険手当が付きます。その分だけ他の職場よりも高収入になります。
精神病院・精神科はあまり人気がある職場ではありません。というのも、上述の通り、患者さんが暴れたり、暴力をふるって来ることもあるためで、女性は敬遠しがちです。
一方で、力のある男性看護師さんにとってはうってつけの職場であります。
そういったこともあり、看護師さんを確保するという意味で他の職場よりも高給与で募集をすることが多いです。
また、上記以外の理由もあります。
精神病院・精神科は残業が少ないため、時間当たりの給与が高く感じられます。俗に言う割がいい職場ということです。
なぜ残業が少ないかのかというと、病気といっても命にかかわるものではないため、患者さんの急変や緊急入院といったことが他の職場に比べて少ないからです。
精神病院・精神科に適性がある人
いくら精神病院・精神科が他の職場よりも高収入だからといって、あなたの適性に合った職場とは限りません。
では、適性のある人はどんな人なのでしょうか？
男性看護師
ただでさえ、看護師さんの仕事は白衣の土方と言われるほど重労働です。精神科はそれに加えて、暴力の危険性が伴います。
そういったことを考えると、女性の看護師さんよりも力のある男性看護師さんの方が適性があります。
患者さんとうまく接すれる人
看護師さんの仕事はどの職場も患者さんと接する機会が多いのですが、特に精神科は精神的に不安定な患者さんが多いため、うまく接することのできる人に適性があります。
そう考えると男性よりも女性の看護師さんの方がコミュニケーション能力が高いので、向いているのですが、実際に勤める際には先に述べた危険性があるということを頭に留めておきましょう。
一方で、適性のない人・止めておいた方がいい人はどんな人でしょうか？
自分自身のメンタルが弱い人
人それぞれ志を持って看護師さんになったと思いますが、全ての看護師さんが自身のメンタルが強いとは言えません。
上述の通り、患者さんから暴力や暴言を受けたりする職場なので、自分自身のメンタルが弱い人はその影響を受けやすく、向いているとは言えません。
患者さんとうまく接すれない人
看護師さんになって、それなりの経験があれば、患者さんとの関係構築は問題なくできるとは思いますが、他の科目とは違って、危険性が伴う仕事のため、機転が利きにくい人はあまり向いていないでしょう。
精神病院・精神科に勤めるためには
精神病院・精神科は他と違い特殊な職場のため、職場の雰囲気や交通アクセス、キャリア形成などをしっかりと把握して考えておく必要があります。
そういったことをサポートしてくれるのが人材エージェントです。
看護師さんに代わって職場の情報をリサーチして教えてくれたり、採用選考の対策をしてくれます。
個人で活動するよりもリスクが少ないので利用を検討してみましょう。