訪問看護の看護師が高収入である理由
なぜ訪問看護の看護師さんが高収入である確率が高いのかご存知でしょうか?
それは、国の方針が関わっています。
国は今後の施策として、病棟入院ではなく自宅での療養を増やそうとしています。
そうなると、訪問看護に従事する看護師さんを集める必要が出てきて、看護師さんの奪い合いになると、条件面がつり上っていきます。
現に訪問看護ステーションは年々増えていて、そういう傾向があります。
また、時間外手当やオンコール手当など手当面も充実しているために、高収入になりやすいです。
訪問看護とは?
訪問看護についておさらいをしておくと、在宅医療の一つで、看護師さんや保健師さんが患者宅や老人ホームを訪問して、看護ケアの提供や自立支援、療養生活の支援をすることです。
上述の通り、これから、国の方針で訪問看護が増えていくので、狙い目の仕事です。
訪問看護が多い地域
訪問看護の利用者が多いのは長野県、滋賀県、鳥取県、和歌山県、京都府、兵庫県、東京都などで、これらの地域では訪問看護の求人が多いと言えます。
勤務先の規模について
訪問看護の仕事をする上で気になるのが勤務先の規模です。
厚生労働省のデータによると、事業所の規模が小さいほど収支の状況が悪く、規模が大きいほど収支の状況が良いです。
また、規模が大きいほど訪問看護の依頼が多く、業務が過剰になって人が足りていない状態ですが、24時間対応の負担は少ないです。
従って、高収入を狙った転職をするのであれば、経営が安定している規模の大きい訪問看護ステーションに狙いを定めましょう。
経験を積んでからの方がいい?
あなたが訪問看護をしたいというのであれば、経験に関係なくするべきですが、中には、若い看護師さんで迷っている人もいるかと思います。
そもそも、国の方針で病棟入院でやっていることを患者宅や老人ホームに移管する意味合いもありますし、訪問看護の利用者も医療依存度の高い患者さんが増えていることを考えると、若いうちはしっかりと病棟での経験を積んでおくのは悪く無いでしょう。
訪問看護の仕事に向いている人
国の方針で病院ではなく在宅での医療にシフトしてきていて、その在宅医療を支えられる訪問介護は社会的意義のある仕事です。
従って、社会貢献度の高い仕事をしたい人に向いています。
また、訪問看護は患者さんと向き合う時間の多い仕事なので、患者さんと深くかかわりあう仕事がしたい人にも向いています。
勤務スタイルは?
日勤がメインです。そのため、オンコールを除き夜勤はありません。土日休みのところも多くあるので、ワークライフバランスを重視している人におすすめです。
訪問看護に転職・再就職するには
訪問看護の仕事に転職・再就職するためには、勤務先の訪問看護ステーションについて詳しく知る必要があります。
特に、給与体系、教育体制、勤務スタイルは転職・再就職をする上で外せないポイントなので、訪問看護ステーションをよく知っている人材エージェントに相談するのがベストです。